ずっと、君との約束を。

「…蒼がなんか思ってることは分かった。無理に話せとは言わない、が言いたくなったらきちんと話すんだぞ。」

「…話しても千秋くんに得はないよ。」

「…俺が聞きたいんだ、聞かせてくれるか?」

「…私って、千秋の何…?」

「はっ、はあ?」

しまった、質問がぶっ飛びすぎて千秋くんに理解してもらえてない…。

「…さっき、クラスメイトだって言ったから、友達だと思ってたのは私だけ…なのかなって。」

「ははは、なんだそんなことか!」

千秋くんはその場で笑い始めた。
私は少なからず今悩んでたのに、笑うなんて…。


「はは、そんな心配しなくても、俺らはもうダチだろ?蒼だけじゃない、俺も友達だと思ってるよ。」

こんな小さな言葉でも嬉しく思ってしまうんだ。
私…千秋くんの事が、好き…なのかも。
< 28 / 30 >

この作品をシェア

pagetop