サワーチェリーパイ 6ピース
公園のすぐ近くにある図書館に移動し、学生専用ブースに席を取ると本を探す。


「なに読もうかなー? 」
「僕は、受験に出る小説の本がいいな」
「私はね……コレ」


コソコソとしゃべりながら学生向けの本が置いてある本棚から、ルナちゃんが取り上げたのは『赤毛のアン』。


こういうのを読むのか、彼女は。


受験生にも息抜きは必要というのを、僕に示してくれたんだろう。


「僕もそういうのにしようかな」
「駿府君、読むの? 」
「うん」


適当に取り上げた一冊は、なぜかそこに置いてあった『青少年の性』。


違うだろ!


慌てて本棚へ戻し、ライトノベルに変える。


「驚いたぁ、でも駿府君の事だから保健体育の勉強かと思ったけど」
「違うんだ、適当に取っただけで」
「でも、命について真剣に考える人っていいよね」
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