午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「ちょっとだけ…!」



そう言い聞かせながら、私は自分の荷物からスケッチブックを出した。


美術部といえど、私は人物画が苦手なんだ。


だからこそ、1度でいいから先輩を描いてみたかったんだよね…!

練習っていうにはもったいないくらいの被写体だ。

「さぁ、書くぞー!」



< 45 / 158 >

この作品をシェア

pagetop