午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女

午後4時30分 宣戦布告と元彼女

【茜side】

「はぁ...」


重い体を動かし、私はローファーを履いた。



今日は火曜日。

昨日は文化祭の振替休日だったから、久しぶりの授業日だ。


憂鬱だなぁ...


ガチャ

「...よ」

「おはよう、茜」

「おはよ」



あの日から変わったこと。


少し雰囲気は重たいけど、陸と普通に会話ができるようになった。


仲直り、かな?



先輩の話には一切触れないけど、私たちは毎朝一緒に登校している。








ー キーンコーンカーンコーン...


「んじゃ、解散〜...あ、新堂は委員会だからな」

「え...」



最悪だ。今日はとことんついてない。



まさか帰る前に先輩に会わなきゃいけないなんて...

どういう顔をしたらいいんだ。


今日だって本当は4時30分の約束をすっぽかして帰るつもりだったのに。



「茜、今日は帰ってもいいんじゃない?舞香先輩も分かってくれるって...目元、クマひどいし。あんまり寝てないんでしょ?」


ギクッ


メグの言う通り、ここ最近とても寝不足。


心配されたくなくて黙ってたのに、メグはお見通しだったか...


「さすがメグ...メグには隠し事できないや」

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