幸せの晴れ
「これは契約だよ。」
「契約…?」
清水さんは、たまに難しい事を言う。
「そう。
ほら、さっきも言ったように住み込みでハウスキーパーをする代わりに陽菜ちゃんの生活費を援助する。
それに子供の分も含めるって事だよ。」
「そこまでしてもらっていいんですか?」
「私は全然構わないよ。
陽菜ちゃんの子供とも遊びたいな。」
私はそんな清水さんの優しさが嬉しかった。
そして、清水さんの優しさに縋るって決めたんだ。