幸せの晴れ


いつか晴也も母やおばぁちゃんのように

突然居なくなってしまうんじゃないかって。


私にはやっぱりそれが1番怖かった。


「ねぇ、陽菜ちゃん。

私に出来る事があったら何でも言ってね。」

「うん、ありがとう。」


瑞穂ちゃんは4歳上って事もあって、友達だけどお姉ちゃんみたい。


きょうだいのいない私はそれがすごく嬉しかった。


瑞穂ちゃんとはその他にも色んな話をして、友達っていいなと思えた。


その日は1つのベッドで一緒に寝て、何だか久しぶりに安心出来た。
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