同性愛者。

「彼女できたら、サッカーなんてする気なかったんだけどさ。その彼女とも別れたし、だからサッカーしてんの」

「……なんか、お疲れ様って感じだねぇ……」


あたしがそう言うと、晴彦くんは「そりゃないだろ!」と言い出す。

いやいや。
あたしは本音しか言ってないからね?


「晴彦くん、サッカーが恋人とか言ってそうなイメージあったから。 なんか変な感じする」

「は?」


あたしのセリフに晴彦くんは目を丸くさせた。

そして意味が分からないような目つきをしている。
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