君の笑顔を見たいだけ
プロローグ
【蒼空side】


「ねぇ、蒼空。大好きだよ。」


そう言って、彼女は笑った。

それが俺に見せた最後の笑顔だった―――。


彼女は、ゆくっりと目を閉じ俺の腕に倒れこんだ。

大好きだよ。と、呟きながら。


それから、彼女が目を覚ますことはなかった・・・。


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