君の笑顔を見たいだけ

【蒼空side】

放課後――――――――――――――――――――


昴流と亜梨紗にゲーセンに行けなくなったと謝り、楓に塾に連れて行ってもらった。


学校から、約20分位の所に塾があった。


「ここだよ。」


楓はそう言った。


塾の先生に行って、見学させてもらった。


「か~えで~!」

「あ、友美。」




誰だろう?


「あ、蒼空。この子だよ。東条と同じ学校にいた。」

「あ、そうなんだ。」

「友美、これ、私の幼馴染の蒼空。」


え・・・。

ちょっ。

その説明悪意ねぇか?


「おい、これはないだろよ。」


楓は、てへっと少し舌を出した。


「へぇ。あたしは、椎名 友美。前に東条をいじめてたの。」

「知ってる。俺は、相原 蒼空。よろしくな。」

「蒼空は、今日塾の見学に来たの。仲良くしてあげてね~。」




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