【完】今日から、お前は俺のモノ
水族館へは
ここから特急電車に乗って20分。
この時間の電車の人はガラガラで、
私たちが乗った1号車は
全く人がいなかった。







…………何を話そう……





何故かいつもなら
出てくる言葉が出てこなくて……








「美咲、ごめんね」




「え……?」




「美咲は私のこと
沢山たくさん考えてくれるのに……
私、いつも自分の事ばっかりで……
美咲に迷惑かけてばっかりで……」




…………めい…………






違うよ…………?





違うの…………






めいはいつも美咲に迷惑って言うでしょ

でもね…………




迷惑かけてばっかりなのは私の方で…………




「違うっ!!!!
それは私の方だよっ!!!!!
私は!私は!めいがいなきゃ
めいじゃなかったら……ダメなの……!!」








私の……



辛い時、苦しい時、嬉しい時、悲しい時、



全部、全部、




一緒に共有してくれたのはめいなの……!!






「美咲っ!!そんなの……
私だって……!!美咲がいるから……!!」



めいはガシッと私の手を掴んで
目を涙でキラキラさせながら、






「ど……どんな時もっ…………
いつも、いつもそばにいてくれるのは
美咲で…………私……凄く
凄く嬉しくて……」




めいは小さくて
いつも壊れそうな心を
しっかり1人で抱えて。



「めいが悩んだり、苦しかったり、全部……
嬉しいことも楽しいことも
共有していきたいの……っ!!


私達は……
小さい頃からずっーーと
親友なんだから……

もっと、もっと私を頼ってよっ!!」







めいは私を私を見上げて、





「……うんっ!!」




そう言って満面の笑みで私に微笑むから。





私はこの子に出逢えて本当に





良かったって




幸せだって





思うんだ。
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