【完】今日から、お前は俺のモノ
全力で自転車を飛ばして坂を下ると、





そこには自転車を押して進む
めいの後ろ姿があった。




坂を降りたスピードでめいのそばまで
近寄る。




「……おはよ」



「……っ!おっ……おっはよ〜!」

めいは明らかに動揺した顔と声で
挨拶を返す。



運良く昨日のこと忘れてる……


なんて事は……無い事が
朝から証明された……





「なあ……昨日の…「あ!!!そっそういえば!私、今日日直かも!だから……!早く行くね!!」



「はぁ……!?」


なんだよ日直かもって!

しかも絶対日直じゃねえし!!!




なにより、日直俺だし!!!




はぁ...まじでさ〜





最悪だわ...



あーー。
部活も、委員会だって、
いつだって一緒だからこそ
気まづいつーか...




それからのめいというと
体育祭が2週間に迫る中、
俺との距離は縮まるどころか
離れていった
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