【完】今日から、お前は俺のモノ
あと一日
私は5階の屋上から階段を降りて


ダッシュで3階まで走って


教室へと向かった。




多分。他級生にもバレてて.....



目線が痛い。



でもこんなことに私は負けないっ!


今は今はすぐにでもっ!



会いたいっ!



お願いっ!




会いたいっ!



颯太.....っ「ズルッ.......!!!!!」





う ....... そっ .... ...




私の視線が歪む。



私は、右足が階段を踏み外して
捻りながら痛みとともに

体制を崩した。




お ..... ち...るっ...!!!!!





「そ...た...「バシッ」



私の体は優しい衝撃に包まれる






い.....たっ............






...……くないっ...





目をそっと開けると

大きくて少し骨が浮き出て...男の子...




颯太の手が私の肩にギュッある。



急いで起き上がると
そこには私を抱きしめて倒れた颯太の
姿があった。




「...っ!颯太っ!.....どうして...!」




颯太は落ちそうな私の腕を引っ張りあげて
私を抱きしめて後の壁に頭を強打していた。



「.....い.....ってーー.....」

「颯太っ!!!颯太っ!!!!!」


「.....俺は...いーからっ...
めい...は怪我して...ねーか?...っ」

「颯太のお陰でっ...私はっ大丈夫...っ
颯太っ!!颯太が大丈夫じゃないよっ!!」



私たち二人に先生や生徒が
駆けつけてくる。



颯太は「.....よかった...」と
一言言って倒れてしまった。



私は颯太の名前を呼んで呼び続けた。



そこから保健室までの記憶は
あまり無い。



私は自分の右足の痛さを全然感じないほどに
颯太の痛みを感じていた。




颯太は先生達に運ばれた後、
保健室のベッドで横倒れた。




保健室の先生によると
颯太はさっきの衝撃と共に
日頃の疲れなどの一時的な
倒れで、少し休ませて
おけば大丈夫だと言われた。






私、沢山誤解して、颯太に酷いこと
言っちゃったから...




颯太悩んだよね...全部全部私のせいだ...





颯太っ...お願い目を覚ましてっ...!!
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