【完】今日から、お前は俺のモノ
―――――――――――――――

いやいや忘れ物が私?
意味わかんないよ〜〜颯太?
そもそも、私のモノだっけ……?あれ…?





しかも何故か颯太の顔も耳も
赤く染まってて……





いやなんで???





ほんの少しの間で私の頭には
?マークが沢山ついていく





「...えっと...どういうことなの?颯太?」







少しの沈黙の後私が口を開くと
すぐに颯太の 「はぁ」 という
大きなため息が聞こえた後







「いやお前ん家で夜ご飯食べようと思って」

「……お前待ってた」





あ、そういう忘れ物かあ〜
待ってたならメールしてくれればいいのに…




「んーじゃあ帰ろっか!!」



そういって先生から渡された課題を
まとめようとしたら




「……ん」


「……オムライスね」



って颯太の小さな返事と
リクエストが聞こえた。






……そんな








いつもどうりの






私の日常。






だったのに。







こんなことになるなんて








このときの私は知りもしなかった。
< 2 / 186 >

この作品をシェア

pagetop