【完】今日から、お前は俺のモノ
もう、8時15分……。





あと15分でもうスピーチ……。
はやいよ……ほんとに…



……颯太は大丈夫かな…
チラッと颯太を覗く。



……心配損。
颯太は友達とケラケラ笑ってるし…





……っ!
パッと颯太と目が合って、颯太が
友達を横切ってこっちに歩いてくる。



「……なに?緊張してんの?」

「……別に」





めちゃくちゃ緊張してるのと裏腹に
別になんて言っちゃうし……私のバカ…


「……そ。ま、めいなら大丈夫。」

「なんでそんな言い切っちゃって…」




グイッ…





颯太が私の腕を引っ張って
みんなに見えないカーテンの中に入る


「……っ颯太何してっ……」









……コツンッ。


「お前ならぜってー大丈夫。」
「俺が保証する」



また……耳元で囁いて…
頭を私の肩に置いて……



多分……颯太なりの励まし?なのかなこれは




「……えへへっ……ありがと…っ」
「私、頑張るね……」




やっぱり顔に不安って出てたのかな……
それとも颯太だから分かったのかな?




分からないけど……
いつも颯太は私を助けてくれる
ヒーローだなぁ…





「……おう」

そう言って、私達は大勢の拍手に包まれて
全校生徒の前で堂々と
スピーチをした……

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