『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
申し訳なさそうに眉を下げる光輝に優しく声をかける。
「光輝君のせいじゃないよ。ほら、彼目立つから幼馴染も大変なんだよ〜?勘違いされちゃって困っちゃうよ。」
出来るだけ明るい声を出した。
「美鈴さん、あの独占欲に気づいてないんだ。向こうはそうは思ってないと思いますけど、、、。俺今思いっきり牽制されたし、、、。」
小さな声で呟く光輝の言葉は、
よく聞き取れない。
「え、、、?」
「いえ、なんでもないです。俺らもコレ食ったら戻りますんで。」
「うん?じゃあ、また後でねっ〜。」
足早に去って行く美鈴を3人で見送る。