『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「私に、、、出来ることなんて、、、あるのでしょうか、、。」
東は暫く目を閉じ、ゆっくりと目を開ける。
「、、、あるよ。少し荒治療になるかもしれないけど、、美鈴ちゃんがその覚悟があれば、、、ね?」
「覚悟、、ですか、、?」
「そう。どんな結果も受け止める覚悟。」
真剣な眼差しに、目が晒せない。
美鈴は見つめ返して、言葉を出す。
「あります。、、、、その覚悟。東さんは、助ける方法をご存知なのですか、、?!でしたら教えてくださいっ、、!」
身を乗り出して聞いてくる美鈴に、困ったように笑った。