『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


「っ、、、!」


苦しそうな声と共に果てて、伊織の身体がのしかかって来た。


手首が使い物にならない為、肘で体重を支えていたが伊織の体重を支えてきれなくてガクガクと震え崩れ落ちそうになった時、伊織から抱きかかえられ奥の部屋のベットに投げられた。

そしてまた身体を貫かれた。



「ひあっ、、んっ、、、、っ、、。」


大きいダブルベットは上質なシーツの手触りと女物の香水の匂いだした。

それが物凄く嫌で首を大きく左右に振る。



「いやっ、!、、やだぁっ、、あぁっ、、。」


これならまだ廊下の方が良かった。

伊織の匂いと汗の匂いに包まれていた方が。
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