泥沼!? 夢見るオトメの恋愛事情【完】
レッツ泥沼

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「あのやろ・・・」



センのイタズラは、まだ終わってなかった。


教科書が1年生の時のものに、すり替えられていたり、


ボールペンのインクの色が、シャッフルされていたりした。


さすがに、通称『姑息なハグ作戦』はおこなっていない。

学校違うのに、見てるはずないし。




しかし、なんだろう。


妙に、イタズラが多いな。

さびしいのかな。


だったら、姿を現せばいいのに、一発で、ぎゅっーとするのに。


私も寂しかったし、2、3分はできるな。




うふふ。



「うわ、夢実。 よだれ、よだれ!」


「はっ!?」

じゅるる。


あぶない、借り物の教科書がよだれにまみれるところだった。







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