幸せを探して
「あの時、美花の不安を和らげようと思って…何度も頷いたけど、分からなかった…」
(美花は、私に何を伝えたかったの?)
あの事故から1年後、教室で新たな謎に出くわすなんて思ってもいなかった。
ついさっき、斎藤君に向かって同じような言葉を発してしまったけれど、意味は分かっていなかった。
今は居ない美花が遺した、最期のメッセージ。
あの日、最期に交わした、約束。
『2人で1つだよ…忘れないで、ずっと傍にいるから』
その答えを、見つけないといけない気がした。
いつの間にか、時計の短い針は5、長い針は3の部分を指していた。
「…橘、部活は?」
5時を過ぎたからか、少し躊躇気味に斎藤君が愛来に問う。
「今日はもう行かない。部員多いし、私が戻ってないことに気づいてないと思う」
それに、泣いちゃったから見られたくないんだ、と愛来は恥ずかしそうに笑った。
そして、すぐに愛来は真顔に戻った。
「2人で1つって、やっぱり双子の事だよね?」
「うん、それ俺も思った」
陸人が同意する。
「事故の時、美花何て言ってたの?」
私は微かに首を振った。
色々な事が頭の中でごちゃ混ぜになり、上手く思い出せなかった。
(美花は、私に何を伝えたかったの?)
あの事故から1年後、教室で新たな謎に出くわすなんて思ってもいなかった。
ついさっき、斎藤君に向かって同じような言葉を発してしまったけれど、意味は分かっていなかった。
今は居ない美花が遺した、最期のメッセージ。
あの日、最期に交わした、約束。
『2人で1つだよ…忘れないで、ずっと傍にいるから』
その答えを、見つけないといけない気がした。
いつの間にか、時計の短い針は5、長い針は3の部分を指していた。
「…橘、部活は?」
5時を過ぎたからか、少し躊躇気味に斎藤君が愛来に問う。
「今日はもう行かない。部員多いし、私が戻ってないことに気づいてないと思う」
それに、泣いちゃったから見られたくないんだ、と愛来は恥ずかしそうに笑った。
そして、すぐに愛来は真顔に戻った。
「2人で1つって、やっぱり双子の事だよね?」
「うん、それ俺も思った」
陸人が同意する。
「事故の時、美花何て言ってたの?」
私は微かに首を振った。
色々な事が頭の中でごちゃ混ぜになり、上手く思い出せなかった。