続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
「夏帆さん」

「はい、なんでしょう?」

「夏帆さんは・・・・・・このスミ、何色に見える?」

「スミ、がですか?」

「イェス」

私はかがみ込み、花壇の淵に手を添える

あ、土が湿ってる・・・・・・水やりをしてくれたのかな?



スミの花びらの色・・・・・・私には、サファイアとエメラルドのような色に見える

二つが混ざったような感じ

強いていうならグラデーション?

「私には・・・・・・水色と緑に見えますが・・・・・・」

ジャスト

「なら、夏帆さんはいい人かな?」

「え?」

「心が澄み切っている人は、そう見えるの」

なぜって・・・・・・あの花畑のスミ

レンガ造りの花壇の端っこに

小さくプレートが貼り付けてあった

多分、誰も気づいてないよね?

そこには、書いてあったの

《スミとは心澄み切った者にしか真の色は見えない》んだって・・・・・・

真の色、それがサファイアとエメラルド

「スミは真実を教えてくれる・・・・・・」

「王女様?」

「ううん。何でもないの」

私は立ち上がり、夏帆さんの方をむく

「夏帆さん、私は待ってるからね?また、ここで──」

お花を植えよう?育てよう?そして──

綺麗な姿を見届けようよ

「あの時の王女様も、そう言っておられましたね」

夏帆さんは笑うと立ち去った

これで、いいのかな?

「スミ・・・・・・あ」

スミを見つめていると、私はあることに気付く

首に、ペンダントがかけてあった

あのまま、返してないんだっけ

「ま、いいや」

さあ、明日から学校だよーーーっ!!!
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