"俺"はこんな筈じゃなかった。
猫_
俺が会ったのは
"奏斗"

話した時から猫みたいな子だと思った。返信一つ一つが甘えたい、と言われている様に感じた。

淡々と文を打つ。
特に部活動や委員会など活動事に参加していなかった俺は毎日が暇だった。

帰宅してすぐに鞄から取り出したスマホを触る。

「ただいま」
「おかえり」

何気ないこのやり取りが幸せだった。

「好き」
「俺も好きだよ」

疑似恋愛とでも言おうか、
好きという言葉をこんなにも頻繁に言われることが無かったのもあるかもしれない
素直に嬉しくて幸せだった。

"すき"

何故か俺はこの子は純粋にそう言ってくれている、そう感じた。

どうしてなのか分からない。
奏斗から送られてくる言葉は今まで会った人から何度も言われてきた。

何か違う
奏斗は他の人とは違う。


今だから美化しているだけかもしれないが。

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