pailing LOVE
杏香は場所を代わってほしいと必死に懇願していたけれど、篠原くんは「代わらない」の一点張りで、結局交代はできなかったようだ。
6限目が学年集会の日はいつも、その場で全体終礼をする。
それは今日も例外ではなかった。
終礼後、杏香は順平の隣に立とうとして、動きを止めた。
朝の事を思い出したのだろう。
「あの…さ、順平」
杏香は俯いて、ぼそぼそと呟いた。
「順平、浮気とかしてないよね?」