「彼」が死んだ日、「世界」が壊れた日
lost him
...1
明日を恨むくらい退屈な毎日は、今日が終わるのが嫌になるくらい楽しい日々に変わった。
それはなぜだろうとふと考えてみればすぐに答えが出てくる。
あなたと出会ったから。
出会ってからあまりにも遅く、わたしは自分の感情に気付いた。
だけどわたしはこの気持ちを心の奥に押し込めた。
関係が変わるのが嫌だからと、告白することをひたすら拒否してしまったのだ。
その結果、この有様。
「美里は御崎と仲良かったもんね。悲しいよね。だけどそれはみんな同じだから、ね?」
だけどわたしはみんなと違うの。
御崎はわたしにとってとても大切な存在で、いなくなってはならない人だったの。
大袈裟かもしれないけれど、彼はにわたしの全てだった。
「学校に行こうよ。みんな待ってる。いつまでも御崎の死を引き摺ってるようじゃ、駄目なんだよ。それじゃ御崎も悲しむよ?」
優しい言葉と、ゆっくりと背中を擦る手の動きが、わたしの涙の量を増やさせる。
「分かってる……分かって、るよ……」
だけど涙がとまらない。
こんな嫌なこと、すぐに忘れてしまおうとするけれど、頭に浮かぶのは決まって御崎との楽しい思い出。
それはなぜだろうとふと考えてみればすぐに答えが出てくる。
あなたと出会ったから。
出会ってからあまりにも遅く、わたしは自分の感情に気付いた。
だけどわたしはこの気持ちを心の奥に押し込めた。
関係が変わるのが嫌だからと、告白することをひたすら拒否してしまったのだ。
その結果、この有様。
「美里は御崎と仲良かったもんね。悲しいよね。だけどそれはみんな同じだから、ね?」
だけどわたしはみんなと違うの。
御崎はわたしにとってとても大切な存在で、いなくなってはならない人だったの。
大袈裟かもしれないけれど、彼はにわたしの全てだった。
「学校に行こうよ。みんな待ってる。いつまでも御崎の死を引き摺ってるようじゃ、駄目なんだよ。それじゃ御崎も悲しむよ?」
優しい言葉と、ゆっくりと背中を擦る手の動きが、わたしの涙の量を増やさせる。
「分かってる……分かって、るよ……」
だけど涙がとまらない。
こんな嫌なこと、すぐに忘れてしまおうとするけれど、頭に浮かぶのは決まって御崎との楽しい思い出。