～キミがスキ～

～第1章～

私は、安藤　綾華。
当時小学6年生。
あの年、私は大恋愛をした。

そう・・・
キミに・・・・。

～2007年4月～
私は小学6年生になった。
うちの学校は3年生のときと、5年生のときにクラス替えがある。

去年はクラス替えをして5年2組になった。
今は6年2組。
6年2組のメンバーは去年と同じ。
転入生も来ないし、転校して行く人もいなかった。

「つまんないねぇ～。」
そう言って私に声をかけてきたのは親友のさきとみずき。
私たち3人はいつも一緒。
さきの特徴は、背が高いところ。
小6で、165ｃｍはある・・・。
みずきの特徴は外人っぽい顔立ち。
色が黒くて、顔が小さくて目が大きくて・・・
そして私の特徴は・・・・
　　　ご想像におまかせします！

この3人がそろって「ＡＭＩ」！！
“あやか”のＡ、“さき”の（苗字にＩがつくから）Ｉ、“みずき”のＭで
「ＡＭＩ」。
3人で交換ノートしてるんだけど、その交換ノートの名前も「ＡＭＩ」。
今、すっごく仲良しです♪


そして、今私には好きな人がいます。
名前は、岡　カナタ。
実はさきとみずきにはまだ秘密にしてる。
理由は“大げさになるのがイヤ”だから。

でも、いつか教えようと思ってる。
もしかしたら先に気づかれちゃうかもしれないけど・・・。

私のモットーは、“いつか岡と絶対両思いになる！！！”なんだけど・・・。

岡とは、あいさつすらできてない・・・。

それなのに両思いなんてやっぱりムリだよなぁ・・・。
岡も私のことなんとも思ってないみたいだし。

両思いまではまだ遠いな・・・・。