chérie〜最愛の人へ〜
「蒼先生、点滴持ってきました!」
「ありがとう。璃音、点滴指すからね。」
「これで少し治まるといいんだが……ちょっと長いな。」
「そうだな。……使いたくなかったけど呼吸器つけるか。誰か、呼吸器持ってきて。」
近くにいた看護師に声をかけ、璃音の頭を撫でる。
辛かったよな……。もう少しで楽になるから。
次の瞬間、璃音の体が震え始めた。
「蒼、璃音ちゃん痙攣起こしてる!!」
「分かってる!璃音?璃音?お願い、しっかりして!誰か体抑えて!ジアゼパムで痙攣治めるよ!準備して!!!!!!」
「はい!!」
処置室にいた医者と看護師総出で璃音の痙攣を止めるのに必死になった。
これ以上続くと危ない。
「……ふぅ。とりあえずは治まったかな。璃音ちゃん。」
「こんなに酷くなったの久しぶりだな。まだ油断出来ないが。」
「熱性痙攣ってことでいいのかな?診断書出しとくけど。」