16年越しの“愛してる”

莉愛SAID

娘と息子に励まされて

そして、千夏にも会ってこい!と言われ、、

私は、ミヤマアルファの新しい本社の前にいる

きっと、ここで1時間ぐらいずっと立ってるから、周りから見たら変人だろう!

でも、勇気が足りず、どうしても入れない。

あーぁ、

やっぱり、私には無理だわ

帰ろうかな?

「あのー、どうかされましたか?」

怪しすぎたのだろう。

中から社員と思われる子が出てきた

ん??

今帰って、私は千夏や愛叶、優輝に合わせる顔があるのだろうか?

いや、ないよね、、

ここまできたんだし、一度、話すしかないのかな?

いや、でも、、

「もしかして、入社希望だったりしますか??」

え?

いやー、どうやったら、そう思えるんだよ!

どうみても、おばさんだし!

「あの、入社希望ではないんですけど、今ここの社長さんはいらっしゃいますか?」

うわー、聞いてしまったぁ!

なるようになれ!

「社長ですか?今、ここにはおりません。すみません。もし、よければ、お名前と、連絡先お聞きしてもよろしいでしょうか?後ほど、社長にお伝え致しますので」
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