只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
それから時々美羽は会社の廊下で琴葉と鉢合わせるようになった。

美羽は下からだが琴葉に負けず劣らずの態度をとる。

やっぱり琴葉は美羽が気に食わないようだ。

美羽は琴葉からのやっかみを受けるようになった。

また桃歌から心配されるようになった。

悠哉との約束通り無理はしない程度に…。

その日の夜、悠哉は美羽にとあることを話した。

「今日さ、葛木に変なこと言われた」

美羽の眉がピクリと反応する。

「変なこと…ですか?」

しかし気づかれないように振る舞う。

「うん、企画の作業から美羽を外してくれって…。この企画も企画の進行状況も美羽がいるから成り立っているようなものなのに」

悠哉は拗ねたようでムスッとしていた。

自分の代わりに怒る悠哉を見て美羽は嬉しく思った。

美羽は悠哉に提案する。

「あの、悠哉さん」
「何だい?美羽」
「今、進行は大丈夫なんですよね?」

悠哉は美羽の問いかけに頷いた。

「うん、大丈夫」
「でしたら…」

美羽の考えを聞いた悠哉は一瞬驚きはしたが、美羽の考えに賛同した。

こうして事実上、美羽は企画のメンバーから外れた状態になった。

悠哉はすぐに企画メンバー、琴葉以外に事情を説明した。

企画メンバー皆が驚いてはいたが、面白そうだと賛同した。

それにはもちろん桃歌と響輝も…。

美羽は先を読んで一人企画を内緒で進めていた。
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