只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
共同開発は無事、成功に終わった。

皆が寝不足で終わったころにはふらふらしているものがたくさんいた。

そこで一つ問題。

開発も終わったはずなのに、美羽の目の前にいるのはあの葛木琴葉。

桃歌も今日は美羽から少し距離をとっていた。

美羽は仕事に集中ができなくなり諦めて琴葉の相手をする。

「どうかしたんですか、葛木さん」
「あなた他の人以上に仕事ができるって話じゃない。どうかしら?私のいる会社に来れば、すぐに出世できるわよ?」

共同開発が終わったということで、美羽と桃歌は秘書課に戻って来た。

悠哉が廊下から響輝は仕事の合間にチラチラと美羽を見ていた。

美羽は席を立って琴葉をまっすぐに見つめた。

「すみませんが、お誘いはありがたいのですがお断りさせていただきます」

美羽は頭を下げる。

「理由は?断るほどの理由があるのでしょうね」

琴葉は踏ん反りかえる。

「私は今の職場に満足しています。それに私は入りたかったから今の職場を選びました。面接を受け合格したからではなく、昔からここで働きたかったのです。それに、出世は望みません。私はやりたいことがあってここにいますので。お引き取り願えますか?」

美羽はいつにもなく真面目な表情だった。

琴葉は威張りながら去って行った。

悠哉、響輝、桃歌が同時に息を吐く。

響輝は美羽に拍手を送り、桃歌は美羽に抱き着いた。

悠哉はホッとして仕事に戻って行った。

家に帰ると美羽は悠哉に後ろから抱きしめられた。

「どうかしたんですか?悠哉さん」
「うん、安心して。美羽を信じてよかった…」

悠哉は美羽に振り向かせ後ろからキスをする。

悠哉と美羽はしばらくの間玄関で抱き合っていた。
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