只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜

悠哉の話Part3

~悠哉side~

急に美羽の態度がおかしくなった。

家の中ではすれ違う日々が続いていた。

社長室でため息をついていると携帯がポケットの中で震えた。

開いてみると美羽からだった。

友人の家に泊まるらしい。

いつものように返信する。

送信履歴を開いて自分が送ったメールを見る。

「あっ!!!」

失敗したと思った。

今まで以上にない素っ気なさっぷりに自分で落ち込む。

「ど、どうしよ…」

美羽は友人の家。

携帯で響輝に連絡をする。

「今日夜、付き合ってもらお」

久方ぶりの予定のない夜。

悠哉は時間になるまで仕事に集中した。

悠哉はパソコンをいじるとき眼鏡をかけている。

「…悠哉、時間だぞ」

ドアの前にいる響輝に気が付く。

「え、あ…本当だ」

悠哉は眼鏡を外してパソコンを閉じる。

「今準備する…」
「ああ、待ってるよ」

悠哉の支度が終わり、悠哉と響輝は会社の外に出た。

「ひびき~…うぅぅぅぅっ」
「何だよ、いきなり」

悠哉は酒を飲んで泣き始めた。

「最近、美羽との時間が少ないんだ。親父に邪魔されてるとしか思えねぇ」

自棄になって酒を飲む。

「親父さんに会わせたのか、柊木さん」

悠哉は首を横に振った。

響輝は呆れて息をつく。

「じゃあ、親父さんには言ったのか?」
「ああ、言った。この前会う機会があったから伝えた」
「ならいいじゃねえ…「よくない!!」

悠哉は食い気味に否定する。

「よくないよぅ…」

悠哉はコップに注がれたビールをちょびちょび飲んだ。

帰り際に潰れた悠哉を響輝は担ぐ。

お金を払い悠哉の家に向かう。

「おーい着いたぞ…起きろー」

悠哉は響輝に家の鍵を渡した。

中に入るとたくさんの観葉植物。

響輝は中を見るなりドアを閉めたくなった。

「空いている時間に柊木さんとちゃんと話せよ。お前だけの問題じゃないんだから」

響輝は悠哉を布団に投げ置き帰宅した。

悠哉はずっと社長室にいた。

家に帰っても一人で会社に泊まり込んでいた。

「はあ…帰らなきゃだよな。植物たちも」

悠哉は椅子に座るが相変わらずの上の空。

ぼーっとしているとドアがノックされた。

「はい、どうぞ」
「失礼します」

悠哉は声にハッとなりドアの方を向く。

目の前にはずっと会いたかった美羽がいた。

胸が高鳴るのを感じる。

美羽は帰り一緒にと誘ってきた。

悠哉は舞い上がり仕事がものすごい速さで終わっていった。

その後に家に帰ってからまた気持ちが舞い上がる出来事があった。

悠哉はその日嬉しすぎて眠れなかった。
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