最低だとわかっていても…
家に帰ってハンバーグを作っていると、美桜の携帯が鳴る。

「国試終わった。今から帰る」

すぐに返事を返す。

「ウチで待ってるね」

返事はこないが既読は付いている。
来るか分からないが、美桜は信じて待つことにした。



ピンポーン

1時間後家のチャイムが鳴る。
インターホンで確認すると、やっぱり真吾くん。

「おかえり。寒かったでしょ。お風呂入る?
それとも晩ご飯食べる?」

「今の美桜のセリフ新婚さんみたいだな」

「///」

「じゃあ晩ご飯にしてもらおかな。お風呂は家で入ってまた来るよ」

「分かった!すぐ準備するからね」

「美桜、ありがとな」
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