最低だとわかっていても…
「そうだ美桜ちゃん、これから話合うこと色々あると思うから一緒に住まない?」

「それはまだ後がいいです…」

「チッまあいいか。俺の連絡先知ってるよね?俺の連絡には絶対出ること」

「はい…」

「じゃあもう遅いから家まで送るよ」

「大丈夫です」

「俺が良くないって言ってんの。ほら行くよ。
お父さん、お母さんありがとうございました」

半ば強制的に手を引かれて車に乗せられる。
シートベルトを締められて、出発。
家までの道のりがすごく長く感じたーー。


「じゃあまた連絡する」

「はい…」

慧さんはクラクションを鳴らして帰って行った。

部屋につき考える。
本当に逃げれないの?この恋は諦めないといけないの?
嫌だ!嫌だよぉぉぉ
涙が枯れるまで泣いたーー
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