ヒーローに会いたくて。
小さい頃
小さい頃お母さんは言いました。
「のあ、人は誰かに会うために生まれてきたの。」

「だれかにあう?」
幼い私はそう返した

「そうよ。運命の人に。」

「うんめいのひとってなに?」

「運命の人はのあだけのヒーローよ。」

「ヒーロー?」

「そうよ。きっと、のあを守ってくれる。
のあ、ヒーローと出会って幸せになりなさい。」

「うん!のあ、ヒーローさがす!」

それから数日後にお母さんは病気で亡くなった

私はお母さんの言葉が忘れられなくて

信じて探し続けた


でもいなかった


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