天然お姫様は最強総長様!



電話を切ってりょーの方を見る。


「……さっさと行け!」


おう、ちょっとキレ気味のりょーだね。


私のせいだろうけど。


「ありがとー!また明日~!」


バイバーイとりょーに手を振って食堂を……というか、学校を出る。


久しぶりに皆と会える!


元気かなー?


私の事覚えてるかな?


……心配だな。


……まぁ、あとで考えよ!!


あ、いつかりょーも連れていきたいな。


……よし、後で連れていこ!


「あっ……!」




~蓮side~


「おい、お前アイツがどこ行ったか分かるのか?」


「いや、知らね。」


「え?知らないのに行かせたの?」


「おう。」


そう言ってりょーと言われていた男は去っていった。


つーか、なんだよ、あの顔。


明らかに電話の相手男だよな。顔がそうだったし。


なんか……ムカツク。


「もうなんか気分悪いから僕倉庫に行くね。」


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