天然お姫様は最強総長様!



りょーってば、私の事……って言うか、私達の事裏切ったって事になるんだけど……。


「……なんだよ、急に。気持ち悪ぃ。」


うーわっ!バッサリ斬りやがった!


まぁ、これでさくらが勝手に話しかけたってことは分かったんだけどさ。


ちょっぴり可哀想かも……?


「え~っ?亮君ってばつれないなぁ。」


……前言撤回!!やっぱりずぅえーんぜん可哀想じゃないっ!!


だってさくらってば、りょーに抱き付いてるんだよっ!?


てかっ、避けないりょーもりょーだけど!!


む、胸が当たってますよーーー!!!


「離せ。行くぞ、麗。」


「……はーい!」


さくらを無理矢理離して、教室を出ていく。


それに続く私。さくらとすれ違うときめっちゃ睨まれた。


から、私も睨んであげたよんっ!


そしたら、目を見開いて、すぐに涙目になった。


なら、最初から睨むなって話だよ!
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