僕じゃ、ダメですか?【完】
『いえ、も、大丈夫です。
 私がぼーっとしてたから・・』


「ちょっと待っててください」


かじ君は、くるっと背中を向けて奥に行き、
すぐに紙袋を持って戻ってきた。


「コレ、店長から。
 もつ鍋セットだそうです。
 こんなんしかないけど」


『いいです、いいです』
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