短編集
『ゆーーーーいーーーかーーーー』


迷惑なくらい大きな声で私を呼ぶ彼。
幼馴染の"志田結弦"。

意外にもモテモテで、周りには女の子しかいないような、、そんな人。

まあ、私も彼が好きなんだけど。

でも幼馴染ってだけで彼から来てくれるんだから、幸せだよね。


「結弦さ、好きな子とかいないの。」


ずっと聞いてみたかったこと。
あんなにモテモテなのに、私が知る限り、彼女いない歴=年齢。


『んー、いるよー。
てかどうした?急にそんなこと聞いて。』

「んー、前から思ってたけど、結弦って彼女いないなーって。」


なんだそれ、って笑う彼の笑顔がまぶしくて、なんだか苦しくて、なかなか目を合わせられない。
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