小森隼、お兄ちゃんになります♪
助けて
今日は、昨日の夜からぶっ続けで

LIVEと、収録があった。

詩と結愛は、隣の人に預けていて

さっき、引き取りに行った。

一睡もしてないし、ご飯も食べてない。


なのに結愛は、のんきに寝てるし

詩は夜中なのに、泣きわめていた。

2人に変われたら、どんなに楽だろうか。

隼「お兄ちゃん、帰って来たよ~」

詩「うわぁぁぁぁん!!!」

なんで?

俺、疲れて帰って来たんだよ?

なのに、なんで泣くの?

なんで、困らせるの?

隼「・・・何で泣くんだよ」

詩「うわぁぁぁぁん!!」

隼「もうっ、いい加減にしろよっ!!!」

口をふさいだ。

俺・・・いま、この子になんていった・・・?

イイカゲンニシロヨ

泣きわめいたってどうしようもないのに

自分の怒りをぶつけて、詩を怒鳴った。

こんなんじゃ、お母さんになれないっ!

泣きすぎてむせた。

俺は、その場に力なくへたり込んだ。

隼「お母さん・・・助けて・・・」

真夜中の、明かりのついていないリビングには

詩の泣き声だけが残った。
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