ダメだ、またコイツに。



「ほら日和もいたよ!おーいおはよー!」

「遅刻魔〜」



この3年間がなんとか楽しかったのは、

この2人のおかげ!




「ミヤちゃん!ココ!おはよー」



後ろから走ってきた2人は、追いついてくると私の肩をガッツリ組んでくる。


「ココもう疲れた…助けて日和…」

「えええもたれないでよ!私だって遅刻しそうなのに!」



さっきはあんな優雅に語っていたけど、実は私は遅刻寸前です。

というか遅刻常習犯です。


だからこそ急がなきゃ!!



でも、それにしても、



「ココは分かるけど、ミヤちゃんも遅刻なんて珍しいねー」


「あたしは普通に家出たわよ!ココの家の前で待ってたらこんなことになって…最悪」


「ごめーーんミヤちゃん!!でも日和もいるからいいじゃーん!♡」


「もーココがあたしのこと引っ張ってくれない!?」



私を挟んで喧嘩をする2人。

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