“あなたを愛しています”
クローバー “私のものになって”
「は!?桜庭司!?
花奈ちゃん、何言ってるの!?」
次の日、佐藤さんの装花を司君が担当すると報告したら、由希さんが奇声を上げた。
由希さんだけでない。
「松島……それ、無茶だろ?
桜庭司に頼むなんて、いくらかかると思ってるんだ!?」
吉川さんも困った顔をしている。
そんな吉川さんに、言葉に詰まりながら告げた。
「あの……
今回は特別に実費だけでいいって……
司く……桜庭さんが……」
その言葉に、
「えぇーッ、実費だけッ!?
花奈ちゃん、なんで桜庭司と知り合いになってるの!!?」
由希さんがまたまた奇声を発した。