夏色のアネラ











女の子は空き教室に入っていった。

それを確認して、俺も空き教室のドアの前に立ち、そーっとドアを開けた。



細くゆっくり開けたため、幸い中の人たちは気づかなかったようだ。




「ねぇ、やっぱりうざいよあいつ」



聞こえてきたのは、案の定心ってやつの声だった。



なんだっけ。晴人に苗字をきいた。

……ああそうだ、日比谷(ひびや)だ。

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