混 迷
葵と佐々木弁護士は、
今後どうすれば良いのか
雛を交えて話をしていた。
するとアルが
「吾妻 羚、私のボスからです。
一つ、今後日本には二度と戻らない。
これは、いかなる場合においてもである。
一つ、吾妻 葵氏以外からの連絡は、
佐々木弁護士を通すこと
もう二度と吾妻 里さん・雛さんとの
直接的な接触はありえません。
との事です。
これは、きちんと書面にして
佐々木弁護士にお渡しします。」
と、言うと
雛は
「そんな・・・・」と。
葵は、
「兄さんらしい。」と。
里さんは、フンと鼻を鳴らしただけだった。
アルも佐々木弁護士も
あきれていたが
この人は、なにがあっても変わらない
と、思った。
雛は、大好きな兄に
もう二度と会えないことに
胸を痛め・・・
「それで、羚ちゃんは
咲空さんと元のさやに
おさまるの?」
と、言うと
「咲空さんは、今までの出来事全てが
羚がやった事だと
ずっと思っていたから
羚がそばにいたりすることを
体か許否?受付なくて
倒れたり、意識を無くしたり
するのです。
そんな、辛そうな咲空さんを
見ていられなくて
羚は、近づかないようにしています。」
と、アルが話すと
里以外は、
みんな黙りこんでしまった。