セーラー服と恋模様。

「い、いつそんなことしたっけ……」

「朝だよ」

ああ…ヘッドロックの件。
相合傘の件かと思った……。

「ああ、百崎は皆瀬さん狙いか、って気付いたよね」

「え～…そんなのわかんないじゃん」

「わかるよ。だって俺も同じだもん」

へ？

「またまたご冗談を！」

「冗談に聞こえる？」

ええ……？
ってか、きれいな顔立ちに圧倒されてビビる。

「まあいいや。あんまり仲良くされると妬けるから、いやだなーって思っただけ」

本心なのかなぁ…？
顔色も変わらないし、あまりにもあっさり言うから、自分のことを言われているような気がしない。

「あ。疑ってるでしょ」

「正解です……。本当だとしたら、私の何がいいのか全く思い当たらないもん」