再会は突然に
懐かしさと新しさの話
連れてこられたのは、駅裏の古民家風のお店。
どうやらエーズ社から一緒に来た同僚にオススメだと言われたらしい。

何屋さんなんだろう・・・?

外から見ると何がメニューにあるのかさっぱり分からない。
お店の看板も目立つわけでもなく、いつもの私ならスルーしていたぐらいだ。

お店の周りはぼんやりとした明かりが多く、なんだか温泉旅館とかそういったイメージ。

店内に入ると、同じようなぼんやりとした明かりが和の雰囲気を醸し出していた。
店員さんに案内されたのは、入口から一番遠い窓側の席。
外には都会の街並みではなく、小さな日本庭園が見えた。

す、すごい・・・本当に旅館みたい。

日本庭園に気を取られていると、店員さんが水とメニューを持ってきた。
持ってこられた水を、少し口に含む。

だって大希に食事に誘われて、頬触られて、少々強引だったけど手を握られて連れてこられて・・・緊張しないわけがない!
喉がカラッカラだったから、ひんやりと冷たい水に少し心が落ち着く。


「ここ色んな料理があるんだけど、どれも和風にアレンジされてて美味しいらしい」
「そうなんだ・・・」
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