初恋~ある女の恋愛物語~
ようやく電話を切り
みんなの場所へ戻る

『彼氏?』

『違うよ~!』

そこから話題は恋愛へ

みんな恋をしていた

そこで名前を出しても
知ってる人が居ないと
思うと、みんな自然に
話せたのかもしれない

もちろん私は
話せなかった

話せるはずがない

みんなが恋の話題で
盛り上がっていた

今度は馨さんからの
メールが届いた

【楽しくやってるか?】

馨さんは私の事を
信じてくれていた

私は素直に喜べた

メールだったから
みんなが居る部屋で
返信をしていた

何度かメールを
やりとりして
終わらせた

また彼氏?の質問が
降りかかってくる

私は否定していた

彼氏なんかじゃないって自分に言い聞かせる
ように言った
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