空に消える想い〜いつだって君をそばに感じてる〜
「つぼみ、望夢のこと好きでしょ。」

昼休み、望夢は進路のことで先生に呼び出さ

れて、なるみと秋斗と私の3人で食べていた

んだけど。なるみに突然核心を突かれて、自

分でもわかるくらい顔に熱が集中して。

「図星か。」

秋斗は静かに真顔で言った。「穴があったら

入りたい」とは…まさに今のことだな。

「2人とも、望夢には言わないでよ!」

2人は「わかったわかった。」と言いながら

、首を縦に振った。

真顔。しかもめっちゃシンクロしてるし。本

当にわかってるのかなぁ。

「何の話してたの?」

気づけば望夢が机の近くまで戻ってきてい

た。驚いて私の体が少し跳ねた。

「別に。恋バナしてただけだよ。」
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