婚姻届と不埒な同棲
車に向かう途中、私たちは足を止めた。

「初めまして、高垣さん」

「どちら様?」

その人を見た瞬間、安心で膝から崩れそうだった。

「飯盛拓斗です。
萩花さんを返してもらいに来ました」

「拓斗…」

来てくれた…。

ずっと待っていた姿と声に、感情が極まって溢れ出しそうになる。
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