桜の花になった君に【短編】




君は桜の花が好きだった





僕は中学の頃も高校の頃も





桜の花なんて邪魔だと思っていたけど







今はこんなにも愛おしい







君と出会ったあの日から





君が散ったあの日から




一枚ずつ別れる桜の花と重ねて僕は君を思い出す





だから僕はまた君に会いに行く




あの街路樹を超えた先の暖かい日差しの中で





また君の香りがする





季節が変わっても待っている




桜が咲く頃に会いに行くよ





僕が忘れられない





こんなにも愛した







桜の花になった君に





< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop