愛をしらない僕達は
4歳のとき、里親がみつかって
その家にひきとられた。
その家は、結構の金持ちで
俺はお坊ちゃまになでなった。
小さいときから、毎日毎日習い事。
ピアノ、バイオリン、習字、サッカー、
水泳、弓道、バスケ、ダンス、塾…
もっとある。
学校じゃ、
勉強も運動も1番じゃなきゃ怒られた。
両親は、俺を
マナーを守り優秀で賢い子に
育って欲しいらしい。
馬鹿げてるよ。
そんな優等生この世にいねぇよ。
誰よりも努力して優等生を演じてきた。
高1になって、俺は家を出た。
どうしても、東京に行きたかったから。
両親には、
これから先自立する事が必要だから
って適当にごまかして許して貰った。
両親は俺の事を私立の高校に入れたかった
らしいけど、そんなのゴメンだね。
だから俺はわざと落ちるようにした。
東京に実の親がいる事を知ったから。
俺は実の親を探し出す。
必ずな。
そして、俺を捨てた理由を聞き出す。

俺は実の親に愛されなかった。
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