俺の目の前で何かしでかす君へ


だってね
ただ笑い飛ばしてくれるって思ったのに

川嶋涼アナウンサーに一目惚れしたわけだった
あの優しい声で
一緒に仕事できたらいいなぁって思っただけだし、

『まりん、』なんて言われたら
気を失ってしまう



面接に行くと
私の面接官
あの川嶋アナウンサー

ぼ~っとしているまに
面接も終わっていた


何を話したのかすら覚えてなかった
これは、無理だと悟った



「まぁいいか、川嶋アナウンサーと話せただけでも・・・・」と社を後にした
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