愛人契約
なんて。

そんな事を思ってみても、過去はやり直せないのに。

私は、椅子から立ち上がると、寝室に行ってベッドに横になった。


また2回しか抱かれていないけれど、本田さんは熱を帯びた目で、私を抱く。

そんな事を考えていると、体がうずいていてくる。


そんな時、部屋のドアが開いた。

「本田さん?」

寝室の入り口に来たのは、彼だった。

「体は大丈夫?」

本田さんは、サッとベッドの縁に座った。

「ええ。どこも何ともないです。」

「じゃあ、歩いてみて。」

私は、本田さんの顔を見つめた。

「ほら、足を痛めていたじゃないか。」

本田さんはそう言うと、私の足を手に取った。



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